銀行からみた企業の格付けとは?
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銀行の格付の要素
以下のような順番で決定していきます
■格付けの要素
金融機関からみた企業の格付は、「定量要因」と「定性要因」の2つの要素によって決定します。
■定量要因(財務評価)・・・コンピュータに決算書の数字をすべて入力して、財務状況
の分析をさせて評点をつける
[1]安全性 [2]収益性 [3]成長性 [4]返済能力
■定性要因(非財務評価)・・・通常点数では表現しにくいもの
[1]業歴 [2]経営者・経営方針 [3個人資産 [4]市場動向
などなどなんですが、
その他銀行によって含まれる定性的要因のもの
[5]シェア [6]業歴 [7]経営基盤 [8]競争力 [9]研究開発力 [10]含み資産の有無 [11]経営者の能力、資質 [12]経営方針 [13]経営者の個人資産力 [14]後継者の有無―
これらの定性要因は、銀行等の担当者の主観でポイント化します。銀行によっても項目が違うし、担当者の主観ですからてんでバラバラっていう感じですね。
ちなみに
定量評価 定性評価
メガバンク 100 0
地方銀行 75 25
信用金庫 60 40
銀行の格付の流れ
定量要因(決算書の数字)を 基本的にはそのまま コンピュータに入れる
↓
定性要因を無理やり点数化してコンピュータに入れる
↓
6つのランクのうちどれに入るかが自動的に出てくる
というような感じで、6段階のどこにランク付けるのか、という評価の最終決定をします。
先ほどから通信簿のように1から6までの6ランクありますよ、というお話をさせていただきました。
では具体的にその6段階というのはどういうものか、というのが次に出てきます。
銀行からみた企業の格付
① 6つの格付(金融庁ガイドライン)
・正常先
業績は良好であり、かつ財務内容に特段の問題がないと認められる企業
・要注意先
業績低迷、あるいは借入金の返済の延滞があって今後に注意を要する企業
・要管理先
要注意先の中で3か月以上の延滞、あるいは返済条件緩和を銀行に依頼してもらっている企業
・破綻懸念先
現在破綻の状況にはないが今後破綻が懸念される企業
・実質破綻先
法的、形式的には破綻ではないが、実質破綻している企業
・破綻先
法的に破綻している企業
(つづく)
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