銀行の格付の基準!何年で借入金を返済出来るか?
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③ 売上高経常利益率
経常利益 ÷ 売上
これは見ての通り、売上に対する利益の割合なので、高ければ高いほど良いです。
5%あるとまずまず。1%未満だと「経営体質が悪い」という判断をされることが多いので、要管理先以下ランクの可能性を疑わないといけません。
④ 何年で借入金をすべて返せるのか
理屈の上で、今の借入の残高すべてを、理屈上あるはずのキャッシュで返済するとすれば、理屈上何年で返済出来るか、という数字です。
(長期借入金 + 短期借入金 )÷ (経常利益 + 減価償却費 + 役員報酬)
わかりますか?
これを見たある社長が、「これやったら、役員報酬を全部返済に回すという考え方ちゃうん?それやったら生活費どないなるねん!いくら理屈の上でもおかしいやないか!」と言われたことがありますが、まあ、たしかにそうですね。役員報酬すべてを返済に回してしまったら、生活出来ない、ってことになりますが、まあ「理屈の上」ですので。
こないだメガバンクの融資係に聞いたら「うちは役員報酬から600万円は生活費として差っ引いた部分を理屈上の返済原資と考えます。」と言っておられました。また、別の地方銀行に聞いたら「500万円を差っ引きます。」
差っ引かずにすべて返済に回せるもの、という前提でこの式が成り立つのですが、信用金庫の場合はまったく差っ引かないというところが多いですね。
これは当然少なければ少ない方がいい、ということになります。
銀行によって「この数字以内ならまずまず」と銀行が思っている(と言っても我々の主観ですが)年数を以下にあげてみます。
メガバンク・・・・・・・8年
地銀・・・・・・・・・・10年
信金・・・・・・・・・・20年
⑤ 1人当り売上総利益
売上総利益(アラリ) ÷ 人数(パート・アルバイトは0.5人に換算)
これは生産性を表します。
上記計算式が、900万円ならまずまず、700万円以下ならちょっとまずいなぁ~、という領域ですね。
さて、これで以上5つの指標をご紹介しましたが、この5つの指標のうち、1つでも「ちょっとまずいなぁ」というゾーンに入っていたら、要注意先に入れられていることを疑わないといけません。
まずはザッと簡易診断をご自身でやってみてください。
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