信用保証協会の融資を成功させるには
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■審査のスピード
融資の際に、銀行へ丸投げするメリットは・・・
内訳明細書をきっちり見る時間が短いわけですから、審査結果が出るのが早い。
自分で持っていったら、融資の結果が出るまでに2カ月くらいは平気で待たされてしまうことが多いですが、銀行へ丸投げだと3週間くらいで結果がわかることが多いですね。
融資を急いでいる時は銀行から持っていってもらった方がいい、ということは言えますね。
先ほど、まずまずの決算書、という時の決算内容の時は、いいのですが、そうでない時は、自分で書くのがお勧め、と先ほど申しました。
じゃあ、ある程度、まずまずの決算書ってどういう決算書なの?ということになります。
これはその会社の決算書を持ってきていただかないとわかりません。
まずは電話でお問合せください。
ただ、言えるのは・・・
融資を申し込む際に、決算数字にかなり不安がある場合は、自分できっちり書類を作って提出する、なぜ、決算数字が悪くなったのかの説明をきっちり書き込んでいく
信用保証協会付きの融資を申し込む場合に、銀行員がなぜ決算数字が悪くなったのか、とか試算表ベースで悪くなったのか、の説明まで一生懸命保証協会に対してやってくれる、というのはまず期待出来ないですからね。
そんなヒマはあの人たちにはありません。
■制度融資(自分で融資書類を持ち込む場合)は・・・
直近の試算表
今日がもし10月28日だったら、9月末までの試算表を出すのが必要ですね。
これが6月まで、とか言われると数字出てくるの遅い会社ですね、という印象になりますね。
月次損益推移表
資金使途
何に使うのか?
おかしいですよね?足らないから融資を受けたい、という場合が多いのにもかかわらず、それを説明しても「何に使うんですか?」と聞かれる。
入ってくるものがあって、出ていくものがあって、出て行くのが多いから融資を受けたい、というのが、今の時勢ほとんどですよね?
足らないから貸してくれ、というのが本音なのに、筋が通っているのに、「何に使うんだ」というのを明確にしないといけない。
赤字補てんのためとか、今お金なかったらつぶれますねん、というのを言ったらその時点で融資はアウトですからね。
前向きな理由を言いましょう。
おおざっぱに言うと・・・仕入 外注費 販促費ですね。
あと・・・運転資金の融資の場合、申込金額は月商の 3 カ月分を上限にして申し込まないと話になりません。
以上、融資の申し込みを銀行に委ねる場合と直接申込に行く場合の使い分けについて述べましたが、今の中小零細企業さんをみるに、あまりにも銀行丸投げの融資というのが多すぎますね。
一度それでうまくいったら、銀行を全面的に信頼してしまって、銀行丸投げで10年以上やってしまう、その方が楽ですからね。自分で融資書類を書かなくていいんですから。
特に今の時代は前向きな資金需要というのは少ないですよね。
だからこそ、前向きなストーリーを自分で作って、売上が3ヵ月先に見えてるんです、先に外注費が出ていくんです、みたいなシナリオを作っていかないと融資はうまくいきませんね。
■銀行の言うことは要注意
ただ、ここでですね、融資を受ける銀行も選ばないといけない、というのは言えます。
もちろん普段からのお付き合いで誠実そうかどうかを判断する、というのは言うまでもないですが・・・・
えっ~ 一つ要注意なのは、
融資希望額500万円でいい、って言うてるのに1000万円いっときましょう。
融資希望額が1000万円でいい、と言ってるのに2000万円いっときましょう。
なんて言う銀行はやめといた方がいいですね。
こちらの希望額より常に大きく申し込もうとする銀行、あるいは月商の3ヵ月分を大きく超えるような額を勧めてくる銀行マンは要注意ですね。
■年商10億以下ならメガバンクと地銀はやめた方がいい
しかも・・・信用金庫3行無理やりでも融資のために取引してください。
銀行融資(資金調達)
信用保証協会は各都道府県に1協会ずつ存在しますが、たとえば、当事務所の本拠地の大阪の場合は大阪信用保証協会です。
大阪府と大阪市の2つあったのが数年前に統合されました。
県と市、両方の保証協会があるのは、横浜市、川崎市、名古屋市、岐阜市になります。
統合されることで、市の保証分の借り換え等に悪影響が出ないかという不安もあるでしょうが、それほど大きな混乱はないものでした。
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